君以外はいらないんだ。君しかいないんだ。君の、その魂でなければ駄目なんだ。 「いやだ!いやだいやだいやだ絶対に嫌だ!」 「速水!いいかげんにしろ、死ぬぞ!」 通信ごしに聞こえるその声の迫力に瀬戸口は言葉を失った。 「嫌だ!僕は死なないし僕は舞を見捨てたりしない!僕は絶対に後悔なんかしたくない絶対に!」 叫ぶ速水は、もうほとんど誰の声も聞こえていないのかもしれない。 その悲痛さに、ではない。そんな状況だというのに感じる、強さに。 戦場に置き去りにされた三号機は動かないのに、まるでそれすらも動かすように見えた。 足音に顔を上げて、ほんの少しだけ驚いたように目を見開く。 そこにいたのは同じ小隊の、自分が乗っていた一号機の整備員である遠坂だった。 「その、サボテン…」 冷たい牢の中にいるのは壬生屋ただ一人だった。普段はそこに人は来ない。 一日に一度だけ、食事を運びに来る者がいるだけだった。 人の声を聞いたのは、久しぶりなような気がする。しかも知っている人間は本当に久しぶりだと思った。 「…どれくらい、経っています?」 久しぶりに出した声は掠れていて張りがなかった。そのことに驚いて思わず咽喉に手をおく。そういえば水も、食事の時のただ一度だけ、だった。 「あなたがここに入ってからもう一週間です」 「…一号機には…」 暗くてよくは見えなかったが、遠坂の声もどこか重かった。 もしかしたら何かあったのだろうか。壬生屋の中で不安が胸をよぎる。 「二号機には、茜くんが乗っています。…一号機には」 そこで遠坂は伝えるべきかどうか迷ったように口を噤んだ。どういう意味かはわからないまま答えを待てば、遠坂は一つため息を落とした。 「…瀬戸口さんが乗っています」 「せと…」 思わず牢の鉄パイプを握りしめた。 立ち上がろうとしたが、うまく力が入らない。おかしい、と思った。 「…これから言うことを、よく聞いてください」 壬生屋が幻獣共生派に捕まったと5121小隊に知れ渡るのには時間はかからなかった。 その日のうちに、配置換えがあった。二号機の整備員だった茜を二号機パイロットに。オペレータだった瀬戸口が、一号機パイロットに。 早い処置だった。一号機に乗る壬生屋と、三号機の複座型に乗る速水と舞が驚異的な強さを誇る5121小隊には今まで二号機パイロットがいなかった。その穴が気にならなかった。 だが壬生屋が捕まってかえってこれない以上そうも言っていられない。 スカウトたちも頼もしくはあるがそこまでの賭けをするわけにはいかなかった。 「…茜と瀬戸口って凄い人選やないですか委員長」 加藤が仕事をこなしながらぽつりと呟いた。その声に、善行が僅かに顔を上げる。 戦場ではさして大きな問題の感じられなかった5121小隊も、それ以外では問題ばかりである。 つい最近、茜が準竜師暗殺を企てた。 結局計画は速水によって座礁して事無きを得たが、その時のショックで茜はいまだに失意の底から立ち直れていない。 元々危なっかしいところは感じられたが、今ではさらにそれが剥き出しになっている。そんな彼にパイロットを任せるのは危険だと加藤には思えた。 「戦場では芝村がどうとか言ってられないでしょう」 「死に急がれたらどないするんです。瀬戸口やって最近荒れとるし」 瀬戸口は壬生屋がいなくなってから、確実に荒れていた。 目つきが鋭くなっていて声をかけずらくなっている。ののみの言葉には素直に耳を傾けていた今までの彼の見る影もない。何かにつけて苛々していて心が晴れていないのは見ればわかった。 「嫌っとったくせに…」 「彼の場合はいつか八つ当たりで喧嘩でも起こしかねません。喧嘩されたら仕事がしずらいでしょう。そんな暇を与えなければいいんですよ。今の二人には」 「…そういうもんですか?」 乱暴な方法だとわかっている。けれど今、それでも善行はそれ以外の人間を選ぶ気にはなれなかった。 どうにもならなくて今の現状で苛ついているだけの彼らにそれでも前を向いてもらうためだ。 それにしても一号機に瀬戸口、と指名した自分もずいぶんと悪趣味だと苦く笑ってずれた眼鏡の位置を戻した。 幻獣共生派に壬生屋がつかまった、と聞いて驚いたのは誰よりもまず自分だった、と遠坂は思っている。 人間は汚い。人間は悪だ、そう思っていた。パイロットとして動く彼らの姿を、それでも頼もしく見つめる自分がいたのは確かだったけれど。 危うい感覚だった。自分の周りがどうしても綺麗に見えなくて、だから物も言わない幻獣たちを善だと思っていた。 (…勲章を授与したから、か?) だとしたらなぜ三号機でなく一号機の壬生屋だったのか。 撃墜数は三号機の方が遥かに上回っているのに。 ―――そんな問いに、眉を顰めるほど自分は愚かではなかった。わかっている。 三号機に乗るのが芝村の娘だから、だ。 (…卑怯、だな。人間は) だから嫌だったのに。だから幻獣を善としてその集会に足を運ぶこともしたというのに。 ふと、幼い声がした。物陰から伺えば、瀬戸口とののみのようだ。 「たかちゃん、たかちゃん!」 ののみの呼びかけに、瀬戸口は反応しない。ただ俯いている。 何をやっているのだろう、と思った。 「たかちゃん、それじゃだめなのよ。かなしい心はめーなの。たかちゃん、たかちゃん」 揺さぶっても、瀬戸口は反応しない。普段の彼からは想像もできない姿だった。 遠坂からすればそれははじめて見る姿で。 「………」 人は汚い、と思う。自分すらも同じで、幻獣はもしかしたら美しくて善で憎むべきものではないのかもしれない、と思う。 けれど。 「…けいちゃん?」 ののみの声に、思わず心臓が跳ねた。瀬戸口たちの様子を見ているうちに、ふらふらと出てきてしまったようだった。 ばつの悪さに思わず困ったように笑う。 「…東原さん、どう…」 「ののみに触るな!」 世界が真っ暗になるような、声だった。 気がつけば、さきほどまで抜け殻のようだった彼が立ち上がっていた。暗い瞳でこちらを睨みつけている。今まで感じたこともない殺気と敵意だった。 「…瀬戸口…さ」 「触るな」 「たかちゃん、けいちゃんはちがうのよ」 寝ていないことが、その目の下のクマでわかった。 酷い顔色だった。多目的結晶を見て伺う必要もないほど、その色は悪くて、瞳の紫だけが暗く光っているように見えた。 「いいから、ののみ」 「たかちゃん!」 人とつきあうのは苦手ではなかった。ただ、避けたかった。 結局誰もが同じで、たとえば金があるからとかそういう理由で近づいてくる。 だから汚いと思っていた。 そのせいで、誰と誰が仲がいい、とか。そういうことは見える範囲でしか自分はわからない。 知っているのは、壬生屋を決定的に嫌う瀬戸口の態度。そのたびに走っていく壬生屋の後ろ姿とかその程度で。 そうして落ち込むほどの存在だったなんて、知らなくて。 「たかちゃん!」 ののみの声と、衝撃はほぼ同時だった。 「目ぇ覚ましたんか?」 気がつけば、外は暗かった。気絶していたようだ。 今いるのは整備員詰め所で、目の前には加藤と萌がいた。 「瀬戸口みたいなんに殴られたら殴り返さんとあかんで」 「………」 加藤がため息をついてそう話す傍ら、萌は無言で遠坂に濡れたタオルを手渡してきた。 冷えたタオルをそっと頬に当てれば、じわりと痛みが広がって消えた。 ずいぶん強かに殴られたのだとようやく理解した。 「…いえ、僕に殴る資格は」 「じゃ瀬戸口にはあるんか?そういう心当たりでもあるんか?」 加藤とはさほど仲がよかったわけではない。自分が幻獣共生派に汲みしているから、とは言えず、ただ頷くだけにした。 「……あんなぁ。テロに、みおりんが捕まった、ってさ。表だって騒ぐ奴おらへんやろ?茜もいろいろやっとった時期やし」 テロ、という言葉に遠坂はそっと顔を上げた。正面から目があった。 そらすことが出来ないままでいると、加藤はさらに続けた。 「けど。みおりんの意志とかなんとか言ったかて結局瀬戸口は行かせたんよ、危険なとこに」 なんのことだろうと思った。 遠坂が知っているのは、ただ壬生屋が幻獣共生派のテロにつかまった、とただそれだけで。 萌は、ただ黙って聞いていた。いつからいたのか猫を膝に抱いている。 「…今度、殴り返してやらんと。みおりん行かせたくせに被害者ぶるんやない、って」 召集がかかって、5121小隊の仲間たちが慌ただしく動き出した。 雨が降っていようが小隊に誰がいなかろうが、幻獣たちは聞いてくれはしない。当然のことだった。 「私たちもいくわよ」 整備員たちの中で、一人。遠坂がいなかった。とはいえそれを探しに出す人員はいない。 原の声に、整備員が頷く。その向こう側で瀬戸口が一号機に乗るのが見えた。彼が一号機に乗るようになって一週間経っている。 その間、装備はいくらでも変更が出来たはずだったが、彼は決して装備の変更をしようとしない。刀は危険だと誰が諌めても無駄だった。 「雨か」 「教室雨漏りしちゃうね」 舞が呟いた言葉を聞いて、速水はあっさりとそう返した。 その緊張感のなさに、舞は思わず肩を落として、それから苦く笑った。 「厚志、おまえという奴は…」 「だって、そうでしょ?」 「それはそうだが!」 戦場に来たというのにこの落ち着きようはなんなのだと舞は怒る。いつものことだった。その後ろを 来須がスカウト用のウォードレスに身を包んで通りすぎた。 「あっそうだ来須!」 「……なんだ」 ぱっと頭の帽子をとると、速水はそれを自分の頭にかぶせる。 「来須、いくつか持ってるんだろ?これ三号機にお守りにさせてもらっていいかな」 来須は答えない。そのかわり、どこから出したものかぱっと同じ帽子を取り出してかぶり直した。無言で踵を返す。 「…今どうやって出した?」 舞の質問に、速水はやはり朗らかに答えた。 「あーほら、来須ってパントマイム得意だし」 「関係なかろう…」 多少の不思議なことなどもう慣れている。何もかもに疑問を持てるほど自分は好奇心旺盛ではないから、とりあえず来須からもらった帽子をコクピットに持っていくためにもう一度深くかぶり直した。 「どうせなら若宮の弁当とか貰いたかったかな?」 「…やめておけ、戦場でスカウトに空腹で倒れられてはかなわん」 戦場は雨のせいで視界が悪かった。 どこで何が狂ったのか、わからない。 ―――三号機が、被弾した。 耳に響く、ののみの幼い必死の声。 「…速水厚志、脱出します!」 「芝村舞、脱出する」 二人の声が無線に届く。とりあえず生きていることに安堵して、戦場に降りる二人が早く補給車まで戻ってこいと願う。その、瞬間だった。 速水のすぐそばで、轟音がして空気が一気に熱を持った。振り返れば、戦闘でむき出しになったコンクリートの上で舞が倒れている。 「速水君!?」 善行が声を荒げた。戦場に、ウォードレス一つで降り立った彼は、そのまままっすぐ走らず舞の倒れた方へ走り出す。 「何やってんだ速水!」 通信ごしに瀬戸口の声が聞こえた。けれど、方向を変える気にはならなかった。幻獣の目の前を、速水はウォードレス一つで走る。 「舞!」 倒れた舞から反応はない。 必死だった。 「瀬戸口くん、フォローへ!」 「了解した」 善行に言われるよりも早く、瀬戸口の一号機が動き出した。今はまだ三号機そのものがおとりになっているからいい。けれどもしあれが完全に動きを止めたら次に狙われるのは確実にあの二人だった。そうなる前に幻獣たちの前に出なければ。 「舞、舞!」 速水がどれだけ呼んでも舞は答えを返さない。生体反応が消えたわけではないから、たぶん気絶したままなのだろう。 「速水、ここはいいから行け!」 「嫌だ!よくない!」 コマンドを打つ手が、ぴくりと震えた。 速水は錯乱している。そんなことは、戦場にいる誰もがわかっていることだった。 この二人をひきずってでも戦場を逃げ切れるのはスカウト二人ぐらいだろう。だがその二人が来るのを待つ時間はなかった。 「速水!」 「いやだ!いやだいやだいやだ絶対に嫌だ!」 「速水!いいかげんにしろ、死ぬぞ!」 通信ごしに聞こえるその声の迫力に瀬戸口は言葉を失った。 「嫌だ!僕は死なないし僕は舞を見捨てたりしない!僕は絶対に後悔なんかしたくない絶対に!」 そう叫ぶと、速水は舞を抱きあげた。直線上に逃げれば一番早いが、舞を抱いたままでは無理だ。それだけ撤退に時間がかかる。 けれど、瀬戸口はそれを咎めることは出来なかった。 (…どうすればよかったっていうんだ) 敵の攻撃を避けながら、瀬戸口は小さく唇を噛んだ。 何かが弾けた、と思った。けれどそれは眩しくて、まだ直視できない。 見えるのは、壬生屋の後ろ姿。あの時立ち尽くして動けない自分。それだけだった。 病院の庭で、速水と瀬戸口がお互い無言で立ち尽くしていた。 舞は結局、命に別状はないようだった。ただ、全治三週間ほどの怪我を負った。 動きの緩慢になった一号機を助けたのは二号機の茜で、やはり通信機越しに怒鳴りつけられて目が覚めた。 「…なんだかんだで茜、結構パイロット、性にあってるのかな」 「俺たちみたいなのと戦場に出たくないってさっき言ってたぜ」 「あはは。そしたらまた二号機乗る人いなくなっちゃうね」 雨は止んでいた。ぬかるんだ地面は歩きずらかった。 けれどそれを不快だとは思わない。 「そうだ、瀬戸口。さっきはありがとう」 「…?」 謂れのない言葉に、瀬戸口は首を傾げた。すると、いつもの緊張感のない笑顔で速水が答える。 「瀬戸口のおかげで力、出せたよ」 「…なんだよそれ」 戦場で、速水は結局舞を抱えあげたまま撤退した。動きも決して早くない。速水自身も何度か危ない目に遭いながら、無事に辿り着いた。 「あの時さ。もう僕、瀬戸口みたいになるもんかってそればっかりだったから」 それはなかなか感動的なことだった。整備員の中には泣いた者もいるという。 ―――それが、その底力になったのが。 「…おまえつくづく嫌な奴だな」 「知らなかったの?」 速水はそれから、病棟の方を見上げた。視線の先は舞がいるはずの病室。 今、あの部屋にいるのはたぶんののみと来須。 「…僕は、後悔したくないから」 「……どうせ俺は後悔ばっかりだよ」 たとえば壬生屋にきつい言葉を投げかけた時。壬生屋を襲った時もそうだった。テロに自ら捕まる彼女の後ろ姿を見ていた時も、そうだった。 「こうなるなって身体張って教えてくれてるんだと思うことにしてたよ、僕は」 「…………大した奴だよな、本当に」 「よく言われる」 戦場で叫んだ速水の声を聞きながら、目の前の幻獣の赤い瞳を見つめながら、考えていた。 速水のようながむしゃらさでいれば、最初からこんなことにはならなかったのかもしれない。八つ当たりで遠坂を殴ったりもしなかった。ののみに心配をかけることもなかった。 「…おまえみたいになれればな」 「なれば?」 ざ、と風が吹いた。 「手段とか、体裁とか、そんなもの考える必要はない。たとえば助けたい人がいたら、助ければいい。それがハッピーエンドになるかどうかはわかんないけど、ならないんだったらしちゃえばいいんだ」 ―――無駄だったな、と思う。 芝村舞に、死ぬなと言った。速水がただの化け物になってしまうから、と。 けれどそんな忠告は必要なかったのだ。 彼は、もしそんな局面に立たされたとしても自分で掴み取ることが出来る。幸せ、というものを。ハッピーエンドを。 「…そう、だな。長いこと忘れてた」 一つ大きく伸びをした。それから、青い空を見上げる。 「……壬生屋を、助けにいってくる」 もしもあの時のように拒まれても、そこで諦めることは、もうしない。 なんと言われようとも絶対に手をとってやる。 「手伝おうか?」 「…芝村のお嬢さんはいいのか?」 「舞には来須もいるしののみちゃんもいるし他にもいろんな人がいるからね」 それに、と速水は肩を竦める。 「瀬戸口だけだとうまくいかなそうだしさ。知ってた?僕、強運の持ち主なんだ」 「……ついてきたいなら素直に言えよバンビちゃん」 「あっはは。死にたいの?瀬戸口」 二人は軽口を叩きながら病院を出ていく。誰に伝える気もなかった。伝えれば止められることもわかっている。 無事に戻ればいいだけのことだ。 と、門を出た辺りでふと速水が不思議そうな顔をした。その視線を追って前方に目をこらせば、遠くからでもわかる長身の男が走っているのが見えた。 「…遠坂」 「あれそういえば今まで見なかったけどどっか行ってたのかな」 どうやら遠坂もこちらに気づいたようである。 「せ、瀬戸口さん、速水さん!」 「どうしたの、どこ行ってたの?」 遠坂はしばらく息を整えていたかと思うと突然顔を上げた。 「今度、幻獣派の地下集会があるんです。そこで、自然とその復活をテーマにした詩を発表する予定なんですよ」 彼が共生派であることは暗黙の了解で皆知っている。 けれど今までそういうことは親しい人間にしか言わなかった。今このタイミングで告げるべきことだろうかと不審に思って、瀬戸口は目を細める。 「…場所、この近くですが。…必要でしょう、地図を…」 そう言って手渡されたのは、たしかに地図だった。 小さな声で、二人にしか聞こえない声で遠坂が呟く。 「そこに壬生屋さんはいます。早くいってください。今なら、手薄だ」 「…いいの?」 速水の伺うような声に、遠坂はただ曖昧に笑った。 「何が善で何が悪かを考えるのは、あなた方が帰ってきてからにします」 「…最高だ。速水、いくぞ」 「偉そうだなぁ瀬戸口―!」 走る二人の後ろ姿に、遠坂はただ祈るしかなかった。 何に祈るべきかはわからない。だから、とりあえず祈りの言葉は口にしない。 |
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今回は…速水×舞ですね。というか、遠坂主人公っぽい、というか。 彼のゲーム上での情けなさとかがさーもー悲しくて悲しくて。例のイベントで「うっ」と思っていたので、自分的救済大会です。いまいちですが。 そして今回の速水の某台詞が、某バロックの某上級様にも言わせたことがあると気づいて沈没しかけました。がふん。そしてこう、10までに終わるかなぁ、とちょっと希望を。 |